5月4日(8日目−その1−)




かりゆし

小浜島から石垣島へ行き、鳩間島へは貨客船の”かりゆし”で渡りました。 この船は週3便しか有りません。 鳩間島へ渡る方法としては、この他に西表島からの郵便船に乗るか船をチャーターして行きます。 石垣島→鳩間島間は2時間かかるのですが、高速船と違ってゆっくり行くのも良いですね。 本当はビールが飲みたいところなのですが、お金がないので我慢しました。 (離島桟橋の近くには沖銀、海邦銀などがあるのですが、祝日のため他銀行のカードが使えなかったのです。) 天気も良くてとても気持ちの良い航海でした。


鳩間島

船の速度が遅いので、鳩間島はゆっくり近づいてきます。 海の色もとても綺麗です。 港に入る直前に、西表の上原港に向かう郵便船とすれ違いました。 鳩間島では前日に音楽祭が開かれたそうで、港には人がたくさんいました。


青空荘

港には宿(青空荘)のお嬢さんが迎えに来てくれました。 この春に高校を卒業して島に戻ってきたそうです。 宿に着くと前の日から残っている人や今日来た人が入り乱れて、自分の入る部屋も決まらない状態でした。 「しばらく待って下さいね。」と言うことだったので、外に散歩に出ました。 着いたときには雲が多かったのですが、徐々に青空が広がってきました。

西表島

港の目の前は西表島です。 西表島までは割と浅い珊瑚礁が続くので、海の色も”緑、黄緑、青、水色”が混じり合って、とても綺麗です。

鳩間灯台

島の中央の一番高いところに灯台があります。 灯台の周りは鳩間中森と言う場所です。 この灯台の明かりは小浜島からも見えていました。 青空に白い灯台が映えていました。

珊瑚礁

島の中央を横断して、港とは反対側の浜に行ってみました。 ちょうど大潮の干潮時にあたったため、沖の方まで珊瑚が露出していました。 生きている珊瑚の林が何処までも続いています。 海も綺麗だし空も青空で、こんな綺麗な風景は見たことがない!!といった感じでした。 (僕がこれまで見た中では”小笠原の南島”に匹敵します。) 鳩間島にはとても期待していたのですが、本当に”来て良かった!!”と思いました。

星の砂・太陽の砂

珊瑚礁の干潟を歩いていると、サンダルと足の間に”チクチクする砂”が挟まります。 何か変だな?と思ってよく見ると星の砂です。 足元を見ると、星の砂と太陽の砂がたくさんあります。 ここは砂浜ではないので、生きている星の砂と太陽の砂でした。 よく見ると船で来て、この砂を採集しているおじさんとおばさんもいます。 後で聞いたのですが、ここの浜で採集した星の砂をお土産にしたり、他の島の砂浜にまいているそうです。

シャコ貝

鳩間島の北側の海岸ではシャコ貝を養殖しています。 青、紫、緑と色がとてもカラフルです。 岩に埋め込んで、何年も掛けて育てるので勝手に取らないで下さいね。

宿仲間

ほとんど人の居ない浜なのですが、何人か話をしているので仲間に入りました。 宿を聞くと、みんな同じ青空荘に泊まる人達でした。 なんだか妙に連帯感が出来て、一緒に星砂採集を始めました。 みんな海や旅が好きな人達ばかりです。(ここにいる4名はみんな一人旅です。)

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