1月18日(2日目−その2−)



鳩間島到着

高速船に乗ると、あっと言う間に鳩間島に到着しました。 ほんの5ヶ月前に来たばかりですが、変わっているところがかなりあります。 公民館の前には、新しい案内板が立っていました。

出向

鳩間島では、タコ捕りに誘って頂いた加冶工さん宅を訪れました。 「タコ捕りの前に網も入れましょう」と言うことで、船に乗って網(刺し網)を入れに向かいます。

夕日

島の西の方へ向かったため、ちょうど日の入りが見られました。 船から見る夕日は綺麗です。 夕日を見ているだけではなく、船の上では網を入れる準備もしました。

網設置

網を入れる場所は島の北西の方向でした。 今は満潮なので船で海岸までいけますが、潮が引くとずっと先まで干潟になります。 網は海岸からリーフの外に向かって真っ直ぐ張りました。 潮の流れで岸に向かって平行に泳ぐ魚が掛かるはずです。

パパイヤ狩り

島に戻ると、まだ明るいうちにパパイヤ取りに行きました。 沖縄ではパパイヤは野菜として食べるので、まだ青いうちに取ります。


夕食の後、加冶工さんの家に集まって、まずは網を上げに行きました。 潮はかなり引いているので、今回は陸からです。 網には大きなダツが2匹と、小魚が2匹ほどかかっていました。 ダツを持ち帰ると、早速刺身にして宴会です。
0時近くなったところで、いよいよタコ捕りに出発です。 濡れることを予想していったため、残念ながら画像はありません。 タコ捕りも網を入れたのと同じ島の北西方向に行きました。 まず、タコの巣を見つけるのですが、これがなかなか見つかりません。 加冶工さんの奥さんが見つけてくれて、巣の見方と捕り方を実演してくれました。 タコはサンゴの岩の隙間にいるのですが、巣の前には石で石垣を作っています。 これを目印に探すのですがなかなかわかりません。
タコは穴の中で足を蓋にしてジッとしています。 これを懐中電灯で照らすと足が青白く光り、タコがいることがわかります。 そこへタコ捕り用のヤスを差し入れ、タコを誘うように前後に動かします。 (刺してしまうと巣の中に逃げて、取り出すのが大変だそうです。) タコはいつの間にかヤスに絡みつき、うまくタイミング合わせて引き出します。 あとは用意したハンマーで頭を叩き、絶命したところで袋に入れます。 タコは思ったよりも大きく、1匹で1Kgはあると思われます。
加冶工さんに教わったとおり巣を探すのですが、なかなか見つかりません。 2匹目も加冶工さんの奥さんが発見し、僕に捕らせてくれました。 タコは思ったより簡単に出てきて、数分であっさり取れてしまいました。 最初はかなり難しいと聞いていたので、ちょっと拍子抜けですが、まずは一安心です。
この後、同行の関も加冶工さんの奥さんが見つけたタコを取ることができ、全部で5匹の収穫がありました。 でも、我々素人はタコの巣を見つけることは出来ませんでした。
タコ捕りに飽きてくると、リーフエッジに行ってサザエも捕ってきました。 本当はイセエビも狙っていたのですが、姿を見ることも出来ずに終わりました。
加冶工さんの家に帰ると、ダツの刺身、サザエのつぼ焼き、用意しておいてくれた”おでん”で宴会の続きです。 タコは一度冷凍してから食べるそうで、水洗いや塩もみなど、とても手間がかかるようです。 今回捕ったタコは、東京で行われる「鳩間島郷友会」と「鳩間島メーリングリスト」の合同新年会の会場に送ってもらうことにしました。
朝5時頃まで飲んでいましたが、驚いたことに早朝から訪問者が来ました。 この時期は島中の人が海に出て何かを捕っているようです。

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